【2024補助金制度】徹底解説!先進的窓リノベ2024事業&給湯省エネ2024事業

家庭の省エネを推進するため、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入等を支援する目的として行われる「住宅省エネ2024キャンペーン」に含まれる事業のうち、本記事では、「先進的窓リノベ2024事業」「給湯省エネ2024事業」の内容や、補助金を利用する際の注意点について解説します。

① 先進的窓リノベ2024事業&給湯省エネ2024事業とは?

先進的窓リノベ2024事業

エネルギー費用負担の軽減、健康で快適なくらしの実現および家庭からのCO2排出削減に貢献することを目的として、断熱窓への改修を促進し既存住宅の省エネ化を支援する補助金です。ちなみに窓断熱への改修とは以下の4つの工事のことです。

  1.  ガラス交換(既存の窓枠をそのまま利用して複層ガラスなどに交換すること)
  2.  内窓の設置(既存の窓の内側にもう一枚窓を新設すること・既存の内窓を新しい内窓へ交換すること)
  3.  外窓の交換(既存の外窓を新しい外窓へ交換すること・古いサッシごと新しい断熱窓に変えること)
  4.  ドア交換(高断熱ドアへのリフォーム)

給湯省エネ2024事業

家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野について省エネ効果の高い高効率給湯器の普及拡大を目的として、設備導入を支援する補助金です。ちなみに高効率給湯器の導入とは以下の3つの製品を指します。

  1.  エコキュート
  2.  ハイブリッド型給湯器(エコジョーズ)
  3.  エネファーム

② 補助制度の対象者は?

それぞれ、住宅の省エネ性能を向上させる工事の依頼者(建築主・購入者・発注者)が補助制度の対象者となります。

先進的窓リノベ2024事業

なお、工事発注者には

  1. 窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓のリフォーム工事をすること
  2. 窓のリフォーム工事をする住宅の所有者等であること

以上の条件を満たすことが求められています。

また、合わせてリフォーム工事を行う住宅にも下記の条件があります。

  1. 建築から1年が経過した住宅または過去に人が居住した(居住している)住宅であること

給湯省エネ2024事業

なお、工事の依頼者(建築主・購入者・発注者)には

  1. 給湯省エネ事業者と工事請負契約を締結し、高効率給湯器を導入すること
  2. 対象機器を設置する住宅の所有者等であること

以上の条件を満たすことが求められています。

 

③ 補助金額は?

次に一番気になるところの補助金額について見ていきましょう。

先進的窓リノベ2024事業

窓の断熱改修では実際に行う工事での交換枚数の合計額が補助額となります。次の表では、工事内容ごとの補助金額を一覧にまとめました。

表-ガラス交換工事・内窓設置工事

表-外窓交換工事(工法別)

カバー工法:既存窓のガラスを取り外し、既存窓枠の上から新たな窓枠を覆い被せて取り付け、複層ガラス等に交換する工事

はつり工法:既存窓のガラスおよび窓枠を取り外し、新たな窓枠を取り付け、​複層ガラス等に交換する工事

給湯省エネ2024事業

高効率給湯機の導入では、(1)導入設備ごとに定める基本額、(2)性能による加算額、(3)既存設備の撤去額の合計が補助金額となります。次の表は、設備の種類別に補助額の詳細を一覧にまとめたものです。

表-設備別の補助額一覧

④ 申請方法と申請期限は?

続いて、申請方法と申請期限について説明していきます。こちらについては、「子育てエコホーム支援事業」と内容は同じです。

補助金の申請は誰が行うの?

補助金の交付申請等の手続き等は、施工業者がおこないます。ただし、手続きを行うことができる施工業者は、あらかじめ「先進的窓リノベ2024事業者」「給湯省エネ2024事業者」として登録が必要になります。皆様で注意することとしては事前に、施工業者へ登録がなされているか確認するようにしましょう。

申請期限は?

交付申請期間は2024年3月29日から遅くとも2024年12月31日までとされています。ただし、予算上限額に達した時点で終了となります。過去の事業でも期日までに予算上限額に達するケースが多くみられるため、工事、購入の時期によっては利用できない可能性があります。

 

⑤ 利用における注意点

次に、利用時の注意点です。

(1) 申請期限に注意する(先進的窓リノベ2024事業・給湯省エネ2024事業共通)

先ほどの申請期限のご説明の中でも触れましたが、申請期限は2024年12月31日とされていますが、期日前に予算上限に達し、早めに終了する可能性もありますので、申請期限には十分に注意しましょう。

(2) 他の補助金と併用できないケースもある

対象となる工事では、国の他の補助制度を重複して利用することはできません。ただし、地方公共団体の補助制度については、併用できる可能性があります。条件としては、補助金に国からの費用が充当されていないものなどが挙げられます。

(3) 対象製品が決まっている(先進的窓リノベ2024事業・給湯省エネ2024事業共通)

リフォーム工事の場合、要件を満たしていても補助対象にならない可能性があるので注意が必要です。補助対象となる製品は、「子育てエコホーム支援事業」の事務局に申請・登録された製品のみとなります。

そのため、必ずしも自分が気に入ったメーカーの気に入った製品が補助を受けられるというわけではありませんので、注意が必要です。

(4) 新築には利用できない(先進的窓リノベ2024事業)

「先進的リノベ2024事業」の補助金を利用するには、すでに住宅を持っており、1年以上経っていることが必要です。つまり、新築の家での窓の設置には利用できませんので注意しましょう。

 

⑥ まとめ

ここまで、「先進的窓リノベ2024事業」「給湯省エネ2024事業」について、どのような補助金なのか、目的や対象となる工事の内容についてご紹介してきました。これから窓や給湯器のリフォームを考えていた方や、家の気密性が気になり、家が寒いと感じている方、省エネ給湯器への交換で節約をお考えの方は補助金利用がおすすめです。なお、弊社も登録事業者となっておりますので、リフォームをお考えの方はぜひ一度お問合せください。

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