一戸建てとマンションはどちらがおすすめ?メリット・デメリット、選び方を比較解説

マイホームを検討する際、一戸建てとマンションどちらにしようか迷われる方も多いのではないでしょうか?一戸建てとマンションでは特徴がそれぞれ異なり、暮らし方も大きく変わってきます。本日は、一戸建てとマンションの違いについて、メリットやデメリットも含めて解説します。どちらを選んでも高額な買い物です。後悔しないためにも、この記事を参考に検討してみてください。

戸建住宅とマンションはどちらがおすすめ?戸建住宅購入とマンション購入を徹底比較 キャッチ画像

本記事は、金沢市・白山市・野々市市で不動産の購入・売却を行っているオスカー不動産 金沢店がご紹介しています。

それでは、まずそれぞれの特徴、違いについて見ていきましょう。

1.一戸建てとマンションの違いを確認しよう

冒頭でも述べましたが、一戸建てとマンションはそれぞれ特徴が異なります。そのため、どちらが優れていると断言することはできません。まずはそれぞれの違いを把握することが大切です。たとえば、マイホームに手軽さや利便性を求めるのであればマンションのほうが向いています。一方で、自分らしく自由な暮らしを望む方には一戸建てがおすすめです。一戸建てとマンションの違いを1つずつ洗い出して比較することで、生涯をともにする住まいは、どちらがふさわしいかが見えてきます。

具体的に暮らしをイメージする

一戸建てとマンションのどちらにするかを選ぶ際は、はじめに、今の暮らし方の確認と将来してみたい暮らしをできるだけ具体的にイメージしてみてください。これらが明確でないうちは、どちらが適しているか判断ができません。あわせて、今の家で不便に感じている部分も整理しておきましょう。

ご家族がいる場合は、みんなで話し合うことも大切です。家族全員で新生活のイメージを共有するようにしましょう。たとえば「親との同居を考えている。生活の時間帯がずれても大丈夫なようにしたい。」「子どもが独立するので、今後は夫婦二人でコンパクトに暮らしたい」などです。また、ご家族の日常を一戸建てとマンションに住んだときに当てはめながらイメージすると、より具体的なものになるでしょう。

2.一戸建てとマンションの比較ポイント

具体的な暮らし方がイメージできたら、次は、住まい選びで重要な項目をそれぞれ比較していきましょう。項目ごとに比べてみることでより具体的にイメージできるようになります。物件を選ぶ際に検討すべき5つのポイントを、一戸建てとマンションを比較する形でご紹介します。

ポイント1)物件

毎日を快適に過ごすために、物件自体の特長はマイホーム購入において大切なポイントです。ぞれぞれの特徴としては物件の広さ・間取、風通しや日当たりといった住環境、リフォームや増改築の可否などがあげられます。

◆一戸建て

一戸建てのメリットは、生活に使えるスペースの広さです。多くの物件で100㎡以上の面積があり、マンションよりもゆとりがあります。また、敷地に余裕があればお庭や専用のガレージなどを設けることもでき、お庭の植栽やガレージでの作業など趣味の時間を充実させることで、豊かな暮らしが手にはいります。一方で、広い分だけ維持管理に手間がかかるといえます。

住環境については、自由に窓を設置でき、風通しや日当たりよく設計することができます。一方で、隣接する建物の影響を受けやすいという側面もあります。特に隣家との距離が近い場合には、思いのほか日が当たらないことも多いため注意が必要です。生活音については、マンションほど気をつかう必要はありません。プライバシーを確保でき、自由なライフスタイルを送りやすいことは、一戸建てならではのメリットです。ただし、あまりに大きな騒音はトラブルに発展するおそれもあるので、節度を守って生活しましょう。

一戸建てではリフォームはある程度制約なく行うことができます。家族構成が変化する際の間取変更や、敷地内での増築など、自由に設計できます。また、ソーラーパネルや家庭用蓄電池など、新しい設備を取り入れることも可能です。

◆マンション

マンションでは、一戸建てほど開放感のある広さがないことが多いです。しかし、暮らすうえでは、無駄なスペースが無く、限られたなかで効率よく生活ができるともいえます。また、暮らしの利便性を高めるために、収納場所がたっぷりと確保されているなど、数字上の広さ以上にゆったりと生活できる物件も少なくありません。

日当たりや風通しについても考慮して設計されており、多くの物件で日中に光が差し込み、日がまったく当たらないという物件は稀です。しかし、多くは左右に隣室があるため、窓は2面しか配置できません。そのため、一戸建てと比べると採光できる場所は限られてしまうでしょう。また、低層階では、日当たりや風通しが悪いこともあります。また、騒音にも注意が必要です。隣室からの騒音被害の可能性や、自身も隣室や下の階への騒音で迷惑をかけないように生活する必要があります。

マンションは増築ができないほか、リフォームできる箇所も限られています。共用部はもちろん、専有部であっても構造上の制限によって自由にリフォームができないこともあるため注意が必要です。ただし、構造物を除いた箇所について自由にリフォームできる場合もあるため、購入の際にはリフォームの可否について確認しておくとよいでしょう。

ポイント2)維持費用と税金

マイホームでは維持費や税金の支払いも必要となります。必要になる費用や項目が異なるので事前に確認しておきましょう。

◆一戸建て

一戸建てでは、屋根や外壁、設備機器はもちろんのこと、隣家との境界塀の修繕など、定期的な修繕やリフォームが必要になります。その費用はご自身で負担しなければいけません。これらは一定期間ごとに必ず必要になりますので、計画的に積み立てておくようにしましょう。

税金面では、固定資産税はマンションほど高額にはなりません。一戸建てでは、土地全体が課税対象となります。ただし、建物については一戸建てのほうが減価償却の早い分有利といえ、土地に対しても特例が適用されることがあります。

◆マンション

「管理費」や「修繕積立金」はマンションならではの維持費用です。月々の支払いが発生する代わりに、建物の維持や点検、共用エリアの清掃などを管理会社に担ってもらえることはメリットといえます。その他、駐車場やトランクルームなどの利用する場合には、その費用が毎月発生するので注意が必要です。

マンションを取得したあとに継続的にかかってくる税金には、固定資産税と都市計画税があります。固定資産税については区分所有建物面積も含まれるので一戸建てより高くなります。

ポイント3)利便性

暮らしにおける利便性は多岐にわたります。これまでは、利便性=「駅までの距離」といった交通の利便とされてきましたが、「スーパーなどの複合施設や医療施設などの充実」「一回の外出で複数の用事を済ませられる」といった要素を利便性と捉えることもできます。生活のなかで何を重視するか、どんな暮らしを望んでいるのか、ご家族とも相談して明確にしていきましょう。

◆一戸建て

一戸建ては、マンションによくある「駅まで徒歩〇分」といった立地の物件は多くありません。また、ゴミ集積場が家から少し離れた場所に設置されている場合もあり、コンパクトな暮らしを求める方にとってはマンションに及ばない点があります。しかし、新規に開発される分譲地などでは周囲にスーパーや医療施設などが多く出店されることもあり、交通以外の面でマンションより優れている点も多くあります。

◆マンション

マンションの多くは、交通利便の良い場所に建てられています。駅といった日常生活に根ざした周辺施設へ手軽にアクセスできる点がメリットです。また、専用のゴミ集積場が設置されている物件も多く、マンション内でコンパクトに暮らしが完結するのも魅力です。さらに、物件によってはシアタールームやジムなど、生活を豊かにしてくれる共用施設を備えている場合もあります。

ポイント4)災害・セキュリティ

防災や防犯面もしっかりと確認しておきたいポイントです。

◆一戸建て

一戸建ての防災面と防犯面はマンションに及ばない部分もありますが、近年の戸建住宅の耐震性や風水害への耐久性は非常に高いものになっているため、心配はいりません。防犯面については、必要に応じて、防犯灯やカメラの設置を検討しましょう。さらに、一戸建ての防犯対策として、近隣の方々とコミュニケーションを図り、日ごろからいい関係を築きましょう。相互に気にかけることで、空き巣などの被害を未然に防げる可能性が高まります。また、地域のコミュニティは、災害時には心強い存在です。お互いに助けあうことで、物理的な援助はもちろん、精神的にも大きな支えとなるでしょう。

◆マンション

マンションは建物自体の耐久性が高く、防災面ですぐれている住宅です。さらに、近年の新築マンションは防災設備が充実しており、耐震構造の採用や備蓄倉庫の整備、なかには自家発電装置を設置している物件もあります。防犯面では、対策として各所に防犯カメラを設置するマンションが増加しています。防災性や防犯性がもともと高かったマンションは、最新の設備によって、より安心して生活できます。

ポイント5)資産価値

一戸建てとマンションでは、将来における資産価値についてそれぞれに違いがあります。一戸建てとマンションを比較する際は、資産形成の側面についても理解しておきましょう。

◆一戸建て

一戸建てでは、建物自体はあまり資産にはなりません。それは、国が定める建物の法定耐用年数が一戸建ての場合、22年とされており、これを過ぎると価値がないとみなされてしまうためです。一方、土地の価格は比較的安定しています。建物の価値が失われても土地があることで、全体の資産価値としては一定期間が経過すると下落しにくくなります。つまり、一戸建ての資産価値は立地条件の影響が大きいということになります。

◆マンション

マンションの資産価値は、一戸建てに比べて緩やかに下がります。マンションの構造は鉄筋コンクリート造が一般的で、法定耐用年数が47年と設定されています。そのため、一戸建てよりも価値が維持されやすい資産といえます。実際、維持管理の状態が良ければ、築40年以上のマンションが中古にて販売されるケースも珍しくありません。しかし、例えば住宅の供給戸数が過剰なエリアなどでは販売が難しくなり、耐用年数内であっても価格が大きく下がるおそれもあります。マンションを購入する際は、立地や地域人口の増減といった将来性も検討することが大切です。

3、一戸建てとマンション、どんな人におすすめ?

ここでは、マンションと一戸建てそれぞれの特徴に応じて、それぞれどんな人におすすめなのかご紹介します。

マイホームにゆとりを求める一戸建て

一戸建てがおすすめなのは、こんなライフスタイルや将来像を描いている人です。

  • 郊外でのびのびと暮らしたい
  • 小さい子どもがいる、子どもが産まれることを想定している
  • 庭のある暮らしに憧れがある
  • 家族の人数が多く、それぞれの個室が欲しい
  • 暮らしにあわせて改築をすることを想定している

家が広くて部屋数も多く、周辺環境が広々としているほうが暮らしやすい、子どもをのびのび育てられる環境を求められている方は一戸建てが向いているでしょう。特に子どもやペットがいる家庭だと、音を気にせずに遊べる場所が家の中にあると快適に生活できそうです。また、庭のある暮らしを叶えやすいのも一戸建ての利点。BBQやガーデニング、家庭菜園などの趣味がある方は、庭があると趣味も思い切り楽しめます。

マイホームに利便性を求めるマンション

一方、こんな方はマンションを検討してみてはいかがでしょうか。

  • 市街地で利便性の高い生活をしたい
  • 仕事の帰りが遅いので駅近で、セキュリテイがしっかりしている家に住みたい
  • 10年以内に売却を考えている
  • 間取りや収納に強いこだわりがない

利便性を重視している人や、ライフスタイルや家族構成などにあわせて住み替えを考えている人にはマンションがおすすめです。仕事で忙しい人も、マンションなら夜中や早朝でもゴミ出しができたり、共有部分の清掃は管理会社がしてくれるなど、マンションならではのメリットを感じられるでしょう。

4、まとめ

ここまでご紹介したように、一戸建てとマンションはそれぞれ特徴が異なります。重視するポイントを決めずに物件を見ていると、どちらがいいのかわからなくなってしまいます。迷った際は、まず、生活に求めるイメージをふくらませてみましょう。日常生活、休日の過ごし方、将来的に実現したい暮らしの全体像を家族とも相談しながら丁寧につかんでいくことが重要です。

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