【リフォーム相場】中古住宅の水廻りリフォームは、いくらかかるのか?費用と交換時期を公開します!

中古住宅を購入してリフォームを検討されている方向けにリフォーム費用の相場を公開します。部位別に費用の概算をお伝えしていきます。築年数が経過している中古住宅を購入検討されている場合は、特にどの部位が今後、修繕が必要となりそうか、事前に把握することが重要となります。今回の記事では、一戸建てリフォーム費用を想定しております。

過去記事:【リフォーム相場】中古住宅の屋根・外壁リフォームは、いくらかかるのか?費用と修理時期を公開します!

1.キッチン

キッチン設備は、10年を超えると故障の可能性が高くなります。また使用頻度、お手入れ状況によっては交換時期の目安が短くなる場合があります。また中古住宅の間取り・動線が使いにくい場合は、対面式キッチンに改装することも検討しましょう。最新式のシステムキッチンはお掃除のしやすさや、扉デザインの意匠性が高い商品が多いです。

費用と交換時期の目安

部位・商品 相場 交換時期
混合水栓の交換 3万円~5万円 10年~20年
ガスコンロ・IHヒーターの交換 6万円~30万円 10年~20年
レンジフードの交換 10万円~30万円 10年~20年
食洗機の交換 15万円~30万円 10年~20年
システムキッチンの交換(W2550サイズ) 40万円~200万円 20年~30年
LDK改装工事(16畳~20畳程度) 200万円~400万円 30年~

代表的なメーカー

商品 メーカー名 主な製品 URL
システムキッチン TOTO ザ・クラッソ、ミッテ https://jp.toto.com/
パナソニック Lクラス、ラクシーナ https://sumai.panasonic.jp/
タカラスタンダード レミュー、エデール、リフィット https://www.takara-standard.co.jp/
LIXIL リシェル、ノクト、シエラS https://www.lixil.co.jp/
クリナップ セントロ、ステディア、ラクエラ https://cleanup.jp/

2.浴室

浴室設備は、10年を超えると故障の可能性が高くなります。また使用頻度、お手入れ状況によっては交換時期の目安が短くなる場合があります。また0.75坪のお風呂やタイル風呂の場合は、システムバスへに改装することも検討しましょう。最新式のシステムバスは、断熱性や保温効果が高く、快適な入浴ができます。

費用と交換時期の目安

部位・商品 相場 交換時期
混合シャワー水栓の交換 3万円~5万円 10年~20年
換気扇の交換 2万円~4万円 10年~20年
浴室乾燥暖房機の交換 10万円~20万円 10年~20年
扉の交換 5万円~15万円 15年~25年
洗面所のクロス及びクッションフロアの張替 5万円~10万円 10年~20年
タイル風呂からシステムバスへの交換 80万円~200万円 25年~

代表的なメーカー

商品 メーカー名 主な製品 URL
システムキッチン TOTO シンラ、サザナ https://jp.toto.com/
パナソニック Lクラス、オフローラ https://sumai.panasonic.jp/
タカラスタンダード プレデンシア、グランスパ https://www.takara-standard.co.jp/
LIXIL スパージュ、リデア https://www.lixil.co.jp/
クリナップ セレヴィア、ラクヴィア https://cleanup.jp/

3.トイレ

トイレ設備は、10年を超えると故障の可能性が高くなります。また使用頻度、お手入れ状況によっては交換目安が短くなる場合があります。また最新式のトイレは節水効果、省エネ性能が高く、水道光熱費の削減につながります。

費用と交換時期の目安

部位・商品 相場 交換時期
便座の交換 2万円~3万円 10年~20年
温水洗浄便座の交換 4万円~20万円 10年~20年
洋室便器の交換(普及品) 10万円~20万円 20年~20年
洋式便器の交換(タンクレス) 20万円~40万円 20年~30年
クロス及びクッションフロアの張替 3万円~10万円 10年~20年
換気扇の交換 2万円~4万円 10年~20年

代表的なメーカー

商品 メーカー名 主な製品 URL
トイレ TOTO ネオレスト、ピュアレスト https://jp.toto.com/
LIXIL サティス、アメージュ https://www.lixil.co.jp/

4.給湯器

給湯器は、10年を超えると故障の可能性が高くなります。また使用頻度、お手入れ状況によっては交換目安が短くなる場合があります。また最新式の給湯器は給湯効率、保温性能が高く、光熱費の削減につながります。

費用と交換時期の目安

部位・商品 相場 交換時期
瞬間湯沸かし器の交換 5万~10万円 10年~20年
ガスボイラーの交換(給湯専用・フルオート) 10万円~40万円 10年~20年
石油ボイラーの交換(給湯専用・フルオート) 10万円~40万円 10年~20年
エコキュートの交換(フルオート) 40万円~60万円 10年~20年

代表的なメーカー

商品 メーカー名 主な特徴 URL
エコキュート 日立 水道直圧給湯モデル https://kadenfan.hitachi.co.jp/
ダイキン パワフル高圧給湯 https://www.daikin.co.jp/
パナソニック ソーラーチャージ https://sumai.panasonic.jp/
コロナ 高効率スクロールコンプレッサー搭載 https://www.corona.co.jp/
三菱電機 製品ラインナップ豊富 https://www.mitsubishielectric.co.jp/
ガスボイラー リンナイ ウルトラファインバブル https://rinnai.jp/
ノーリツ UV除菌ユニット https://www.noritz.co.jp/
石油ボイラー ノーリツ スマート配管クリーン https://www.noritz.co.jp/
コロナ 入浴サポート機能 https://www.corona.co.jp/

5.給水・給湯配管交換

鉄管や銅管など従来使用されていた給水・給湯配管は、年数の経過でサビや腐食を発生させます。凍結や給湯器の交換などがきっかけで、漏水する可能性も高いため、交換が必要となる場合があります。近年では、耐久性の高い樹脂管(架橋ポリエチレン管)を使用することで、将来的な交換も容易でできます。

部位・商品 相場 交換時期
給水・給湯配管交換(一戸建て) 10万円~50万円 30年~

6.中古住宅購入+リフォームの重要ポイント

不動産の購入とリフォームを成功させる重要なポイントは、ワンストップで「中古住宅購入+リフォーム」を依頼できるかです。中古住宅を購入する会社とリフォームを依頼する会社を別々にしてしまうと、さまざまな調整を購入者自身でしなければいけません。資金計画、リフォームの現調、住宅ローンの手続き、リフォーム工事日の調整など売主や仲介業者、リフォーム業者と何度も打ち合わせが必要になります。

「中古住宅購入+リフォームのワンストップサービス」に対応した業者であればこれらの手間・苦労を減らすことが出来ます。

業者選定ポイント

関係法令の理解が高い業者 都市計画法や建築基準法、消防法など関係法令の理解度が高い業者に依頼をしましょう。
調整区域、建ぺい率、容積率、防火地域、準防火地域、地区計画、既存不適格、4号特例廃止(2025年4月予定)
購入する物件によってはリフォーム計画に大きな制限を受ける可能性があります。
建物状況調査 中古住宅を購入する場合、建物状況調査(インスペクション)に対応できる業者を選びましょう。
雨漏り・傾き・白蟻など大きな修理費用がかかる物件購入は避けましょう。
リフォーム実績 総合リフォームが対応可能な業者を選びましょう。
またリフォーム保証・アフターサービス内容もチェック
担当者の経験 中古住宅の取扱数、構造の理解、リフォームの理解、資金計画・住宅ローン・火災保険のアドバイス

中古住宅購入後にリフォームを行う流れを解説!

執筆者

株式会社OSCAR オスカー不動産(アピタ金沢店)

加賀谷貴志 お問合せはこちら

2004年新卒入社後、工事管理、リフォーム営業、商品開発などの業務を歴任。2015年より中古住宅のインスペクション業務(検査)を担当。現在は不動産事業の仲介業務を担当。保有資格(宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、二級建築士、既存住宅状況調査技術者、耐震診断・耐震改修技術者)

 

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