中古リノベーションのすすめ|メリット・デメリット

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こんにちはオスカー不動産アピタ金沢店です。ウッドショックの影響や円安進行による住宅資材の高騰、また人手不足による人件費の高騰などによりマンション価格や新築戸建て住宅の価格上昇が続いております。石川県内にぴては価格上昇もあってか販売数や着工棟数は、減少傾向となっております。しかし中古住宅市場では、2023年より成約数が伸びております。

参照記事:【2024年最新版】石川県の不動産売買相場データ(土地・中古戸建・新築戸建)

2024年現在でも購入後にリフォーム・リノベーションを考えている人も多くいます。今回の記事では、中古住宅を検討中の方向けに、中古リノベーションのメリット・デメリットについてお話します。

新築住宅と中古住宅の違いについて

新築住宅と中古住宅の違いについて|イメージ画像
まず中古住宅を購入するにあたり、「新築住宅と比べて中古住宅はどうなの?」という方も多いと思います。そこで新築建売住宅と中古住宅をデータと特徴から比較検討していきます。「件数」や「価格」「㎡数」は中部圏不動産流通機構が公表しているデータ「24年7月の月次データ」(在庫・成約物件)を元に記載しております。

物件数は、中古物件の方が約2.8倍と多く、希望エリアで物件を購入できる可能性があります。価格は築年数と共に落ちていき、約900万円の価格差で推移しております。2022年度のデータでは、平均築年数は29.27年でした。築浅の物件は、早期にほとんど売れるケースが多く、また築30年以上の築古物件の成約件数がもっとも多い為、中古住宅の平均成約価格は高めとなっております。築30年以上の中古物件は、記載の平均価格以下で購入できる可能性が高いと言えます。

土地面積・延床面積共に、中古住宅の方が面積が大きいため、大家族またはゆったり生活したい方にとっては、中古住宅の方が魅力といえるでしょう。ただし、築古の中古住宅は、機能や性能に劣っているため、リフォーム・リノベーションで高める必要性があります。ランニングコスト(維持コスト)は、住宅の規模(土地・建物)が大きいだけ中古住宅の方が修繕費・光熱費が高くなる場合が多いと言えます。

新築建売(石川県の場合) 中古戸建(石川県の場合)
物件数 297件(12か月平均の在庫物件) 826件(12か月平均の在庫物件)
価格 2,775万円(12か月平均の成約価格) 1,881万円(12か月平均の成約価格)
敷地・土地 150.2㎡(12か月平均の成約物件) 225.6㎡(12か月平均の成約物件)
建築・延床面積 103.5㎡(12か月平均の成約物件) 125.2㎡(12か月平均の成約物件)
性能・保証 耐震・断熱性能など優れており、構造・雨漏り保証は10年 建築年代により耐震・断熱性能に劣る。原則補償なし(※契約不適合特約による)
修繕の必要性 なし リフォーム・リノベーションが必要な物件が多い
ランニングコスト 現在の新築は、省エネ住宅が多く、耐久性も高い為、ランニングコストが安い 古い住宅は、ランニングコストも高く、建物規模も大きい為、修繕費が多くかかる

参照 中部圏不動産流通機構 https://www.chubu-reins.or.jp/pref_report?key=ishikawa

  • 23 新築戸建(石川県)成約・在庫価格推移
  • 30 中古戸建(石川県)成約・在庫価格推移

中古リノベーションのメリット・デメリット

中古住宅のメリット・デメリット|イメージ画像
次に中古住宅を購入し、リノベーションする場合のメリット・デメリットをみていきましょう。まず、新築住宅に比べて、中古リノベーションの方が総費用が安くなるケースがほとんどです。ただし、購入する物件によっては思わる不具合・劣化などで対処が必要となることもあるので、購入前にリノベーション費用を算出する必要性があります。「物件探し」と「リノベーション計画」を同時進行で進めれる不動産業者を探すと良いでしょう。

さらに「購入費」「購入諸経費」「リノベーション費用」を同時に住宅ローンで借入することで、金利も低く設定できるます。ただし旧耐震構造などの物件は、銀行にも融資可能か事前確認をする必要があります。

中古リノベーションは、不動産の情報量、建築やリフォーム・リノベーションの知識、予算計画など総合的なアドバイスが必要となるため、ワンストップで対応できる不動産業者を探すと良いでしょう。

メリット
  • 新築価格購入するよりも中古リノベーションの方が総費用が安い
  • 希望エリアで購入出来る可能性が高い
  • 木造住宅なら、自分好みに自由にアレンジリノベが出来る
  • 物件購入とリノベ費用を一緒に借入することで、借入返済コストが低減できる
デメリット
  • 基本性能が低いため、構造・断熱リノベは時間とコストがかかる
  • 希望の間取りや内装にリノベーション出来るか判断が付かない
  • 物件購入後に思わぬ不具合・劣化を発見し、費用がかかることも
  • 旧耐震の場合は、融資が受けれないケースもある

中古リノベーションを成功させるためには

ホームインスペクション|イメージ画像
先で述べたように中古リノベーションは総合的なアドバイスが必要となる為、以下のサービスに対応できる業者がおすすめです。物件を探す上では、やはり不動産の情報量が必要です。その上でリノベーションも含めたトータルコストが新築以下に収まりそうな物件をピックアップし、内見を行います。また、可能であればホームインスペクションを実施し、隠れた不具合や劣化がないか、事前に把握します。リフォーム・リノベーション計画は、ホームインスペクションで見つかった劣化の箇所、希望の間取り変更・水廻り・外装材など詳細を決めましょう。さらに物件購入後にもアフターサービスが対応できる業者ならGoodですね!

  1. 不動産の情報量が豊富
  2. ホームインスペクション(住宅診断)
  3. 建築・リフォーム・リノベーションの知識・経験値が豊富
  4. 金融機関との連携・紹介
  5. リフォーム業者との連携・紹介
  6. アフターサービス

リフォーム・リノベーションの費用の目安については、こちらの記事を参照下さい。

参照記事:【リフォーム相場】中古住宅の水廻りリフォームは、いくらかかるのか?費用と交換時期を公開します!

参照記事:【リフォーム相場】中古住宅の屋根・外壁リフォームは、いくらかかるのか?費用と修理時期を公開します!

 

最後に

いかがでしたでしょうか。今回の記事「中古リノベーション」について興味がある、「金沢市内」で物件を検討中という方は、是非オスカーハウジングスクエアまでお問合せ下さい。

執筆者

株式会社OSCAR オスカー不動産(アピタ金沢店)

加賀谷貴志 お問合せはこちら

2004年新卒入社後、工事管理、リフォーム営業、商品開発などの業務を歴任。2015年より中古住宅のインスペクション業務(検査)を担当。現在は不動産事業の仲介業務を担当。保有資格(宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、二級建築士、既存住宅状況調査技術者、耐震診断・耐震改修技術者)

 

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